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2008年11月14日

56:パーソナルエントリー(ロングバージョン)

幼い頃、大病をしました。

たったひとつの小さなひび割れが、ダムを決壊に導くように、
たったひとつの「魚の小骨」で人間は死にそうになるんです。


魚を食って、
のどに骨が刺さって、
数日後、化膿して、
けっこう高い熱が出て、
どこでどうなったか「おたふくかぜ」になって、
あれよあれよと、髄膜炎を併発。


髄膜炎は、背骨の髄液が濁って、いかんことになる病気です。
(背骨あたりに注射して髄液を採取するのが痛いやつです)


当時髄膜炎がまだまだ認知されていなかったもんで、
病院に行っても、おたふく風邪でこんな症状はでない、
なんて原因不明の病名不明にされて、病院をいくつもたらい回し。
最後にたどりついたのがまだ新しかった医大でした。

週末と言うこともあって、
診察後、結局諸々不明のまま「月曜日にまた来てください」なんて言われて、
普段キレない親がキレたそうです。

このとき、助手で研修医だった方が、
「もしかしたら僕が研究している『髄膜炎』という病気かもしれません。お母さんがよろしければ髄液を採取させてください。」
なんて言うモンだから、親は藁をも掴む思いでそれをお願いしたそうです。
これを研修医が担当医に直訴。そのおかげで僕は今、立っていられるのかもしれません。

あの「白い巨塔時代」にあって、この研修医はすばらしい方だったのでした。
(本当に、院長だか教授だかが後ろにいっぱい人を従えて巡回してくるんですよー)




記憶力に乏しい昨今、
『AB型左利き=天才肌』という方程式を耳にするたび、
僕はこの悪夢の高熱週間で、脳みそが焼き付いたんだろうナーっていつも思うのです。




ま、長い記事のわりに、
皆さんにとっては、ほんとどうでもいい話なんですけどね・・・。




あまりにパーソナルでごめんね。